父母の役割

【父母の役割】
例えば我が子が転んでしまった時、お父さんとお母さんでは対処の仕方に違いが出る場合があります。
お父さんはどこがどんなふうに痛むのか、救急車を呼ぶべきなのか、それとも大したことではないのかなど、合理的な対処をします。
お母さんは子供を抱きかかえて、「ああ痛かったね。ごめんね。転んでしまったね。」と、子供の感情に寄り添う対処をします。
もちろん全ての人に当てはまるわけではありませんが、とっさの判断ではこのような違いが生まれるケースが多いです。
さて、父母それぞれの対処の違い、どちらが正しいかという話ではありません。
実は子供が健やかに成長する上ではどちらの対処も欠けてはならないのです。
お父さんがしたことは子供の苦しみを一刻も早く取り除くこと、お母さんがしたことは共感し安心を与えることです。
また、役割分担が必要ということではなく、片親のご家庭でもこの二つのバランスを大切にすることで、子供は親の愛を感じることができます。
もしあなたのパートナーが自分とは違う行動をしても、それはきっと子供のためです。
違うから良いのです。