甘えさせるのと甘やかすのは違う

【甘えさせるのと甘やかすのは違う】
子供が甘えてくるのは、『愛情』というエネルギーが欲しい時です。
子供も毎日色々な経験をしますから、言葉に出来ない不安や傷心があるのでしょう。
そんな時はだまって抱きしめて、「どうしたの?」と声をかけます。
子供が何も答えないなら、そのまま抱きしめているだけで良いのです。
たっぷりと甘えさせてあげましょう。
しかし甘やかすのは違います。
甘えさせるのは"必要な要求に応える"ことですが、甘やかすのは"不要なものを与える"ことだからです。
子供が失敗しそうな時にすぐ助けてしまったり、考えている時に先に答えを教えてしまうことは甘やかしです。
また、物やお金を要求された時にすぐ与えてしまうのも同じです。
物を欲しがるのは親の愛情が欲しいからです。
物をもらうことが愛情だと錯覚してしまうと、際限なく物が欲しくなり、心が満たされることはありません。
転んでしまった時、すぐに抱き起こされ、砂を払ってもらうことを子供自身は望んでいるでしょうか。
甘えさせるのと甘やかすのは違うのです。