監督ではなくサポーターであれ

【監督ではなくサポーターであれ】
僕は体操クラブでは指導者という立場に徹しています。
それは「次にこれをします」「この練習はここを意識しましょう」と指示を出すことが仕事です。
言い換えれば『監督』です。
しかし家にいる時は違います。
親という立場になった僕は子供の監督ではありません。
ですから、「それはやめなさい」「これをしなさい」「そのやり方は間違っているよ」などとは極力言わないようにしています。
監督でないとしたら、親はどんな立場で子供と接すれば良いのか。
それは『サポーター』です。
主役はあくまでも子供自身なのです。
サポーターという立場であれば、子供を操作するようなことは言わないはずです。
例えば「やりたいようにやってみなさい」「あなたはどうしたいの?」「信じているよ」そんな言葉が出てくるのではないでしょうか。
そして失敗してしまった時や、痛い思いをした時、心が満たされない時は、たっぷりと愛情を注いであげれば良いのです。
親は子供の監督ではなく、サポーターであれ。
これが僕の父親としての決意です。