例えルールを破っても

【例えルールを破っても】
子供がどんな行動をとったとしても、とりあえず『肯定』を前提に関わったとしたらどうなるでしょうか。
つまり友達に暴力を振るったり、誰かに迷惑をかけたとしても、「あなたは悪くない」とした上で指導にあたるということです。
もしもこの方針を貫くことができたのなら、子供は自分の行動に責任を持ち、自らの選択で生きていくことができるでしょう。
そんな指導をして、子供が社会のルールを守れるようになるのか?と心配になるかもしれませんが、ルールはルールで教えてあげれば全く問題ありません。
逆に、子供がルールに反した行動を取った時、事の経緯や子供の感情を無視した指導を続ければ、極端な話、ルールを知った上でそれを破る行為を重ねるようになります。
例を挙げるとすれば、「いつも怒られている子」がそれです。
事あるごとにルールを破り、その度に怒られる。
その子はルールを破ることでしか自分を表現することができないのです。
理屈で子供は納得してくれません。
悪い事をしたとしても、事実ではなく子供の感情に目を向け、正しい行動を示していく。
僕はそんな指導を心がけていきます。