事実は重要ではない

【事実は重要ではない】
物事の事実は変えようがありません。
しかしその事実にどんな意味を持たせるかによって、全く違う解釈をすることは出来ます。
例えば、先日開催したサマーキャンプの前日、僕は指先を深く裂傷してしまいました。
よって子供たちのお皿洗いを手伝ったり、重たい荷物を持つなどのことはできませんでした。
これが事実です。
それに対して「大切な子供たちを引率する立場でありながら、なんて失態を犯してしまったんだ」と悲観することもできますが、僕は「ラッキーだった」と解釈をしました。
なぜなら、子供たちが自らの力でプログラムを乗り越えるきっかけになったからです。
怪我をしたことで僕は子供たちに手を貸すことが出来なくなりました。
そして子供たちは「大川先生に頼ることはできない」という事実を受け入れ、自分の力を使い、仲間と協力することを始めたのです。
もし僕が万全の状態だったら、無意識に手を貸してしまうことがあったかもしれません。
ですからこの出来事は、生徒たちの成長に繋がるものだったのです。
事実は重要ではありません。
大切なのは捉え方です。