人の役に立つ喜び

【人の役に立つ喜び】

子供を褒めて伸ばす(育てる)という考え方は、とても「良いこと」のように聞こえますが、使い所は気をつけなければなりません。

例えば体操の練習中に技が上手に決まった時、「上手になったね!」と褒めるのは自然なことです。

では、マットの片付けを手伝ってくれた子に、「偉いね!」「いい子だね!」と褒めるのはどうでしょうか。

子供はお手伝いをすると褒めてもらえるということを学ぶでしょう。

これを続けていると、「褒められるからやる」という思考を植え付けることになってしまいます。

言い換えれば「見返りが無ければやらない」ということです。

なので僕は、「ありがとう」「先生助かるよ」と感謝を伝えます。

お手伝いをすると人の役に立てるということを教えるためです。

そして人の役に立つことの喜びを教えるためです。

「人に喜んでもらえることが嬉しい」という思考になれば、見返りは必要ありません。

例え感謝されずとも、相手のために行動することができるようになります。

これは将来、困っている人を助けたり、何かサービスをする上でも、大切となる心の基盤ではないでしょうか。

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