自分の意見を言える子供はどう育つ
【自分の意見を言える子供はどう育つ】
自分の話を聞いてもらえた子供は、自分の意見を言える人になります。
もちろん個人差はありますが、子供は本来、気を許した人に対してはたくさんおしゃべりをします。
「あー」とか「うー」しか言えないところから、「ママ」「パパ」と言えるようになり、
徐々に単語を覚えていき、いずれ文章になっていきます。
その時の子供は、自分の意見を言おうか、我慢しようか、などと悩んでいません。
痛ければ泣き、お腹がすいたら訴え、おもちゃを取られたら報告します。
なぜ自分の意見が言えなくなるのか。
それは話を聞いてもらえない経験を積み重ねるからです。
子供はお話の練習中です。
例えば、一生懸命口に出したことに対して「結局何が言いたいの!?」と急かされては、上手く話せないのは当たり前です。
大人であっても自分の気持ちを言葉にするのは難しいのですから、
言い間違えても、話がそれても、「あなたの話は面白いね。」と聞いてあげればいいのです。
そんな自分の話に興味を持って聞いてくれる経験の積み重ねが、
「自分の意見を言っていいんだ」という自信に繋がるのです。