気遣いとおせっかい

【気遣いとおせっかい】
人間関係において、自分の身の回りの物事において、
あるいは子育てにおいても、「放っておく」ということは実は大切なことかもしれません。
例えば悩みに沈んでいる人がいるとします。
もしも頼まれてもいないのに「こうすればいい」とアドバイスをしたり、「元気出しなよ」と励ましたりするのは、
気を遣っているつもりでも、おせっかいである可能性が高いです。
何も言わず、何もせず、そっとしておいてあげることの方が気遣いかもしれないのです。
人はある程度1人で悩む時間、物事を整理する時間が必要であるからです。
子供に対しても親切のつもり、気を遣っているつもりが、
子供からすればおせっかいであることの方が実は多かったりします。
「手伝ってほしくない」「教えて欲しくなかった」「自分で試したい」
子供はいつだって自分の力を試したいのです。
「放っておく」ことは無責任なことではありません。
とても勇気がいることであり、とても親切なことです。
使い所は考えなければなりませんが、仕事でもプライベートでも、
放っておく優しさを身につけたいと思います。