見守る勇気
【見守る勇気】
「正しいこと」は、子供もみんな知っています。
朝は早く起きること、好き嫌いせずバランスよく食事をとること、
適度な運動をすること、勉強すること、他者を尊重すること。
しかし「正しいからそうしなければならない」と思うかどうかは子供次第です。
親や周囲の大人が「これが正しいのだからこうするべきだ」と子供を操作するのは、
最も非効率的な指導であり、目的とは真逆の結果を生むことすらあります。
どの子供も、自分が幸せになる方法を精一杯探しています。
大切なのは「こうするべきだ」と子供自身が選択することです。
そのためには、何度も失敗を重ねてセンスを磨いていくしかありません。
ならば大人は、失敗すると分かっていても子供に選択をさせ、それを見守る勇気を持たなければなりません。
これは「子どもに失敗させないアドバイス(命令)」よりもずっと大切なことなのです。
愛する我が子の未来のために「守る命令」を、「見守る勇気」に変えていこうではありませんか。