自立とは

【自立とは】

「自立」と一言で言っても、その定義は人それぞれです。

今回は、僕が大好きなアドラー心理学の観点から、子供の自立をサポートする心構えについてのお話です。

アドラー心理学における自立は、「自己中心性からの脱却」です。

ここで言う自己中心性とは、自分の弱さや不幸をアピールすることで周囲を支配しようとすることです。

例えば子供は、親から愛されなければ生きていけないため、「生存戦略」として自己中心性を発揮します。

裏を返せば、成長過程における親から愛されている実感こそ、自己中心性脱却の土台とも言えるわけです。

人生の主語を「私」から、「あなた」「私たち」へと変化させ、他者を尊敬し、愛することによってのみ、人は自立することができるというのです。

ではこれを踏まえた上で、「親」という教育者として、何を軸に子供と関われば良いのでしょうか。

僕なりの答えは、自分がまず自己中心性から脱却し自立を果たすこと。

そして、子供のありのままを認め、尊敬の心を持って接することではないかと思いました。

それにしても、自分の弱さに依存しないというのは、とても勇気がいることですね。

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」

アドラー心理学の書籍の中でも有名な2冊で、僕も大好きで何度も読み返している本です。

全体の流れは、人生に悩む若者と哲人の対話になっており、このやりとりがたまらなく面白いんです。

赤い方の「幸せになる勇気」は続編になるのですが、前作の若者が学校の先生になったことで生徒との関わり方や教育に悩むところがまた共感できて最高です。

勉強としてというより、娯楽として読める本でもありつつ、

人間関係の悩み、過去のトラウマ、未来の恐怖、本当に大切なもの、愛とは何なのか、、、

そんな人生における不安が解消されていく内容にもなっています。

興味がある方は是非一度読んでみてくださいね。

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