手本は言葉以上にものを言う

【手本は言葉以上にものを言う】
精神科医であり、心理学や教育に関する知能アカデミーを創立したアウグスト・クリ先生の言葉をご紹介します。
「子供の人格形成プロセスにおいて、親が与える影響の9割以上は、言葉で指摘し正すことではなく、親が自発的に示す行動である。(中略)最も効果的なのは手本を示すことだ。手本は言葉以上にものを言う。」
なんと本質的な言葉でしょうか。
例えば、親が子供に対してどれだけ「辛抱強くなりなさい」と言っても、親自身が衝動的な行動をとっていれば、子供は衝動的に行動する思考プロセスを優先的に構築していきます。
辛抱強いことが"善いこと"だと教えたいのなら、親が辛抱する姿を見せる方が、口で伝えるよりも(少なくとも)9倍以上の効果があるということです。
「子は親の鏡」と言いますが、親からすれば耳の痛い言葉です。笑
僕も息子の行動を見ていると、「ああ、これは自分の悪いところだ。」と感じることがあります。
なので、現実から目を背けてはいけません。
「性格は遺伝だから」などと、変えられない理由を探す前に、親として、自らの行動を見直すことも大切だと感じた言葉でした。