他人を完璧に理解する日は来ないけれど
【他人を完璧に理解する日は来ないけれど】
僕は人と関わる仕事をしています。
メインは幼児から小学生の子供たちです。
そんな中で、僕が常に大切にしている考えは、他人の心を完璧に理解できる日は来ないということです。
人の心はとても複雑で、それは大人も子供も変わりません。
その子が何を考えているのか、どうしてこんな行動を取ったのかというのは、本人ですら理解できないこともあります。
だから他人を知った気になったり、決めつけたりしてはいけないのです。
例えば、「お腹がすいた」と言葉では言っても、本音は「寂しいよ」かもしれないし、「退屈だよ」かもしれません。
その原因も、単に語彙力や表現力の問題かもしれませんし、意図的に嘘をついたのかもしれません。
条件反射的に答えているのかもしれませんし、本当に空腹なのかもしれません。
人の本音というのは、例え我が子であっても100%理解するのは難しく、それを確かめることも困難なのです。
僕はこれからも、他人を全て理解する日は来ないということを忘れずに、彼らの本音を読み取る洞察力を磨いていきたいと思います。