疑う姿勢
【疑う姿勢】
人が成長する上で、「素直」であることは大切です。
その素直さと対極にあるのが、疑う姿勢です。
物事においては、この疑いの気持ちを持つこともまた重要と言えます。
特に、教える立場の人にとっては、とても大切な心構えなのです。
例えば、指導者は「覚えておきなさい」という言葉を使うことがあります。
それはきっと特に大切なことなので、そう生徒に伝えるのでしょう。
しかし、「覚えておきなさい」と言っておきながら、"覚え方"を教えないのはおかしいですよね。
あるいは、「必ず覚えるように」とただ子供任せにするのではなく、覚えられる仕組みを作ることも大切かもしれません。
このように、自分のやり方に対して「本当にこれでいいのだろうか?」という疑問を持ち続けることは、とても重要なのです。
その姿勢はきっと、指導の自信にも繋がります。
人の意見は素直に聞き、自分の意見には時に疑いの心を向ける、そんなことを意識しながらこれからも指導に励んでいきたいと思います。