命の輝き
【命の輝き】
「セミは短命」「1週間の命」とよく聞きますが、実は成虫になってからは長ければ1ヶ月程度も生きるんです。
そもそも昆虫というのは短命で、卵から孵化して幼虫になり、成虫となって寿命を終えるまで、長くても1年に満たないものがほとんどです。
その点セミは、孵化した後土の中で7年過ごすと言われます。(期間が長すぎて正確には分かっていません)
改めて考えると、途方もない時間ですよね。
昨日も息子がアブラゼミを捕まえて大喜びしていましたが、3歳の息子と比較したらセミの方がだいぶ年上です。笑
セミは長生きな虫なのです。
さて、彼らはなぜ地上に出てくるのでしょうか。
そう、子孫を残すためです。
交尾と産卵で生命力を使い切ったセミは、静かに最後を迎えます。
1週間ほどで役目を終える場合もあれば、それ以上の時間を要する場合もあります。
成虫になってからの命の時間に差があるのは、役目を終えるまでの差なのです。
セミに限った話ではありませんが、生物の生きざまというのは、何とも神秘的なものです。
彼らの最後の輝きを感じられるのも、あと1ヶ月ほどでしょうか。