考える力が伸びる瞬間
【考える力が伸びる瞬間】
子どもが自ら考え、頭を回転させている時って、どんな時でしょうか?
実は、算数の授業を受けている時や、なぞなぞを出されたときではありません。
もちろんそういう時も頭は働いていますが、もっと深く思考している時があります。
その一つが「悪さ」をする時です。
おふざけ、いたずら、ずるをしている時は、子供が一番自分の頭で考えている時です。
それはもう、「集中して計算しなさい」と言われている時とは比べ物にならないほどに。
なので考え方によれば、悪いことを企んでいる時というのは、むやみにやめさせてしまうのは勿体ないのです。
ただ止めたり、叱るのではなく、「一杯食わされたよ」「悪知恵が働くものだ」と子供の工夫や努力を認めてあげるのも良いでしょう。
「そんなことをしたらどんどん悪さをするようになる」と心配になるかもしれませんが、
考えたことを認めた上で、「ずるはやめようね」「それは人に迷惑がかかるよ」と教えてあげれば良いのです。
子供がどんな時に思考力を発揮しているかを考えることで、将来役に立つ『考える力』がメキメキと育っていきます。