迷った時は
【迷った時は】
上手く行かないことがあると、「どうしたらうまくいくか(HOW)」を考えると思います。
しかし、本当に大切なのは、「なぜそれをするのか(WHY)」を考えることなのです。
例えば、なかなか逆上がりが上達しない子がいたとします。
指導者であれば、「どうしてだ」「生徒も自分もこんなに頑張っているのに」「何がいけないんだ」と考えるでしょう。
指導法や練習メニューを考えることはもちろん必要ですが、それ以前に大切なことがあります。
それは、その子が「なぜ逆上がりをできるようにしたいのか」であり、
指導者が「なぜ逆上がりをできるようにさせてあげたいのか」です。
生徒からすれば、「出来なくて悔しいから」「それが目標だから」という思いがあり、
指導者からすれば、「成功体験を積ませたい」「努力する大切さを伝えたい」という思いがあるはずです。
「なぜやりたいのか?」その思いこそが、物事を成功へ導くエネルギーとなります。
「HOW」にばかり気持ちが傾いている時は、一度「WHY」を考えてみるといいかもしれません。