知識量より体験量
【知識量より体験量】
「知っている」のと、「やったことがある」では価値が全く違います。
感性を育むためにも、実体験は多い方がいいです。
それは例えば、裸足で地面を歩いたり、虫を触ったり、海に入ったり、打ち上げ花火を見ることです。
その中で五感を刺激し、心地よさや驚きを感じ、時には不快感や傷を負う経験をします。
これは映像を見るなどのバーチャルでは決して味わうことはできません。
「打ち上げ花火は大きな音がする」という知識があっても、実際に見て全身で聞く花火は想像の何倍も凄いはずです。
さて、「想像力」とは話を聞いたり、文字を読んでそのシーンをイメージする力ですが、想像力にはベースが必要です。
そのベースこそ、実体験なのです。
「木の幹が白い大蛇のように天に伸びる」という言葉を見た時、例えばユーカリの木を目で見て、手で触り、匂いを嗅いだ体験と、動物園で触った蛇の記憶があれば、その情景をより鮮明に頭でイメージすることができるのです。
特に幼少期には実体験をすることが知力のベースとなりますが、小学生以降も、大人であっても、実際に肌で感じるというのは価値あることだと思います。