子供は自分で行動を決めたい
【子供は自分で行動を決めたい】
レッスンをしていて、子供たちに「並んでください」と言った時、並ぶかどうかを決めるのは生徒自身です。
決して僕が生徒たちを操作していると勘違いしてはいけません。
「並んでねー!」と言っても、子供は並んでくれないこともあります。
そんな時、「どうすれば子供が指示に従うか」と考えてはいけないということです。
指示通りに行動させることを目的にしてしまうと、嫌々でもやらせたり、怒ったりする手段が思いつきます。
しかし本来は、「どうすれば子供が自ら行動をしてくれるか」を考えなくてはなりません。
並んでほしいのであれば、並びたくなる声掛けを考えるのです。
「先生、10秒経ったら目を開けるから、それまでに並んでくれたら嬉しいな」とか、
色鬼(いろおに)を始めて、最後に整列してほしい線の色を言うとか、
納得させられるのであれば、整列することの重要性を伝えてもいいかもしれません。
どれがハマるかは生徒の年齢や性格によりますが、とにかく行動を選択する権利は生徒自身が持っているということを忘れてはいけません。