承認教育

【承認教育】
「賞罰教育」と言う言葉があります。
簡単に言えば、悪いことをしたら(良いことをしなければ)罰を与え、良いことをしたら(悪いことをしなければ)褒賞を与えるという教育スタイルです。
賞罰教育は短期的な成果を出すには効果的かもしれません。
しかし、賞罰が無ければ行動しなくなるというリスクもあります。
例えば、「テストの点が悪かったから宿題の量を増やす」
「今回は点数が良かったから、欲しいものを買ってあげる」
というのは賞罰教育の一種です。
その場合、この子は何のために勉強をするようになるでしょうか。
宿題を増やされないために勉強をし、ご褒美をもらうために勉強をするでしょう。
賞罰の度合いによっては、不正を働いてでもテストの点数を上げようと試みるかもしれません。
それはきっと望んだ結果ではありません。
何かを与えたり、奪ったりすることで行動を促すのではなく、自発的に行動できる工夫が必要です。
そのためのキーワードは「承認」です。
できることもできないことも認める「承認教育」こそ健全な心を育むためのベースであると、僕は考えています。