何をされてきたかより、何をしてあげたいか
【何をされてきたかより、何をしてあげたいか】
次の世代に何かを伝える時、注意が必要な考えがあります。
それは自分がされたことをする時です。
僕は教育者という立場上、自分がされた教育が正しかったのかを分析することがあります。
例えば、僕は色々な人から殴られたり蹴られたりして育ちました。
これは悲劇でも何でもなく、当時「当たり前」のことで、同世代の方なら該当する方も多いはずです。
さらに当の本人(僕自身)は「厳しくしていただいて良かった」とすら思っています。
ですが、次の世代に同じことはしません。
それは時代がどうとか、児童虐待防止法に触れるとかそういう理由ではなく、子供の成長に悪影響であり、指導法として非効率だから暴力・暴言はしないのです。
このように自分がされてきた教育でも、効果があるものは引き継いでいき、無意味なものはしっかり排除していくことが大切だと思います。
教える側に立つ時は、「何をされてきたか」ではなく、「何をしてあげたいか」を考えることができると良いですね。