【保存版】禁酒完全ガイド

僕は2024年4月9日にお酒をやめました。
この記事を書いているのは2024年10月なので、ちょうど半年間の禁酒に成功しています。
「たった半年禁酒したぐらいじゃあ、完全にやめたとは言えないよ」と思った方もいるかもしれません。
しかし断言します。僕は今後の人生において、二度とお酒を口にすることは無いと。
今回の記事では、何故そんな大口が叩けるのか、そして、どうやって半年間の禁酒を成功させたのかをお話ししていこうと思います。
最初に言っておきますが、僕は薬品にも医療機関にも頼っていません。むしろそういうものに頼らず自力で成功したからこそ、お酒を再び口にすることはないと断言できるのです。
お待たせしました。それでは参りましょう。
これが最強の禁酒法

早速ですが、今回ご紹介する禁酒法をまとめてご紹介します。
1、飲酒の恐怖について知る
2、家にある酒類をシンクに流す
3、他人に禁酒の決意を告げる
4、連想するものを遠ざける
5、他のものを買う
6、甘いものに逃げる
7、ブログを書く
8、動画を見る
以上の8つです。
では、それぞれを詳しくご説明していきます。
1、飲酒の恐怖について知る

何より、一歩踏みだす決意を固めなければなりません。
もし、あなたが今「お酒をやめたい」と思ってこの記事を読んでいるのだとしたら、それは賢明な判断です。
ここでは詳しく述べませんが、お酒はたくさんの人が考えているほど安全なものではありません。
皆さんは学生時代、「違法薬物」の危険性を授業で習った記憶があると思います。世間でも覚醒剤や麻薬がどれほど恐ろしいものかを必死にアピールしていますし、違法薬物を所持していれば問答無用で逮捕されてしまいます。
まず、アルコールが「薬物」であることをしっかりと認識してください。
はっきり言います。アルコールは「危険ドラッグ」です。メタンフェタミン(覚醒剤)やコカイン、ヘロイン(麻薬)、との違いは、合法か違法かだけです。
思い出してください。お酒を飲むとどうなるかを。
心拍数が上がり、食欲中枢が麻痺し、まっすぐ歩けなくなり、皮膚が変色し、言動がおかしくなり、思考能力が低下し、頭痛や嘔吐という症状まで出るのです。
「いや、それは飲み過ぎだからでしょ。」と思った方もいるかもしれませんが、軽度でもこのような症状を感じたことはあるはずです。
どんなにお酒に強い人でも、必ずアルコールは人体に作用します。
僕たちは、お酒を飲んで顔が赤くなることを「そういうものだよね」「弱い人は赤くなりやすいよね」などと平気で口にします。フラフラになって、呂律が回らなくなっている人を見ても「ちょっと飲みすぎちゃったのね」と思う程度です。冷静に考えて、感覚が麻痺していると思いませんか。
違法薬物を摂取した場合と何が違うのでしょうか。
一時的な快楽を得る代償として、人体に様々な悪影響をもたらすのが「アルコール」という毒物です。
この事実をしっかり知ことが、禁酒を始めるための第一歩です。
2、家にある酒類をシンクに流す

お酒の恐怖を再確認したことで、あなたはスタート地点に立ちました。もう振り返る必要はありません。
次にすべきことは家の中にあるお酒を処分することです。
冷蔵庫のビール、酎ハイ、ハイボール、焼酎、ワイン、ウィスキー、あらゆるアルコール飲料をシンクに流してください。(料理酒だけは残しておきましょう)
「今あるものを飲んでから禁酒しよう」などという考えはやめてください。家から酒が無くなることはありません。ちょうど無くなるタイミングがあったとしても、その時のあなたは100%禁酒をする気分ではありません。「友人が来た時に譲ろう」という考えもやめましょう。友人に渡す前にあなたの胃袋に入ることは確実です。
何より、この「処分する」という行動が自分の中で「もう二度とお酒を飲まないぞ!」という強い決意に変わっていくのです。
「勿体ない」という感情も不要です。
今家にあるアルコール飲料程度の金額など、この先の禁酒によっていくらでも取り返すことが出来ます。
いいですか、既にあるお酒をシンクに流すことが勿体ないのではありません。自分の身体を不健康にし、人生を不幸にしていく薬物にお金を払うことが勿体ないのです。
決断しなければ何も変わりません。
さあ、新しい人生のスタートを切ろうではありませんか。
3、他人に禁酒の決意を告げる

家中のお酒を処分したら、普段の生活で必ず会う人物には禁酒をしていることを告げましょう。例えばパートナーや、親しい友人です。
意味合いは2つあります。
一つは他人に告げることでより強く禁酒を決意するためです。「言ったからにはちゃんと実行しよう」という気持ちにもなります。
そしてもう一つが、他人の理解を得れることです。特に生活をともにしているパートナーには、禁酒することをしっかり告げることによって、協力してもらえることがあるはずです。
ここで重要なのは、『理解ある協力者』にしか打ち明けてはならないということです。
信頼できない人には決して言ってはいけません。
よく、禁酒や禁煙をしている人のことを面白がって、執拗に酒やタバコを勧めて来る人がいます。それは、あなたのことを妬んでいる人です。
「一緒に不健康になろうよ」「何でお前だけ綺麗な世界に行こうとするんだ」「なあ、お前も堕落してくれよ」と、あらゆる手段を尽くして禁酒を邪魔してきます。
不良が優等生を「ガリ勉」と罵るのと同じです。
世の中には他人の幸福を許さない人がいます。「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるように、あなたの禁酒が失敗することで喜びを感じる変な人がいるのです。そういう人は絶対に避けなければなりません。
このステップでは、信頼できる友人やパートナーに禁酒の決意を告げるということを覚えておきましょう。
4、連想するものを遠ざける

次に、再びお酒に手を伸ばさないための準備に進んでいきます。
そのためのシンプルな手段として、まずはお酒を連想させるものを排除していきましょう。
すでに1つは申し上げました。あなたの禁酒を邪魔してくる、タチの悪い人間です。禁酒をしてして間もない時期は、こういう人との関わりを極力無くしていきましょう。
他にはどのようなものから飲酒を連想するでしょうか。
まず思いつくのが「居酒屋」です。禁酒をしているのですから居酒屋に行くことはまず無いとは思いますが、可能であれば視界に入れたくない建物です。ちなみに重度のアルコール依存症でも無い限り、昼間の居酒屋に飲酒の衝動を感じることは無いと思います。なので避けるとしたら夕方以降の賑わった居酒屋の雰囲気を目の当たりにしないことです。そこには飲んで幸せそうになっている人々の姿もありますから、自分の生活の中でどのように居酒屋を遠ざけれるかを考えてみてください。
居酒屋以上に注意が必要になるのが「コンビニ」です。
コンビニはとても身近にありますし、入店すればお酒コーナーが目に入ってしまいます。
仕事帰りなどにコンビニをよく利用している方は、特に注意が必要です。
可能であれば、しばらくの期間夕方以降にコンビニを利用しない方がいいでしょう。どれだけ「大丈夫」と思っていても人間の意思は当てになりません。会社で悲しいことが起こるかもしれませんし、家でイライラする出来事が起こるかもしれません。そんな時に"たまたま"コンビニに寄ってしまって、"偶然"お酒コーナーが目に入ったら、"不可抗力で"お酒を買ってしまうでしょう。
なのでできることなら、コンビニも避けて欲しいのです。
そして侮ってはいけないのが「テレビ」です。
テレビ局のスポンサーにはサントリー、アサヒ、キリン、サッポロなどの大手ビール業界がスポンサーにいます。夕方以降のテレビ番組には必ずと言っていいほどビールや酎ハイなどのCMが流れます。どんな時間帯にビールのCMを流せば視聴者が"飲みたくなる"かを企業は知っていますので、最悪のタイミングであなたの目の前に登場するのです。
番組自体がビールメーカーの協賛によって成り立っているものもたくさんあります。夜間の放送が多いですが、そういった番組では合間のCMはもちろん、番組内でも出演者がお酒を飲みます。
テレビを見ないというのも大変かもしれませんが、夕方以降の視聴には注意が必要だということを心に留めておきましょう。
ちなみに僕は、ほとんどテレビを見ません。公共放送系の情報収集はYahoo!ニュースで済ませてしまいますし、娯楽はもっぱらYouTubeです。
他にも細かいところでは、ワイングラスやショットグラス、ジョッキなどの飲酒グッズです。その他飲酒を連想させるグッズが家にあれば処分してしまいましょう。
5、他のものを買う

このフェーズが個人的に超重要です。
もしこれをうまく活用することができたら、あなたの禁酒は確実なものとなります。
お酒に使っていた金額を別のものに先取りして使ってしまうのです。
「何だか対策としては弱くない?」と感じた方もいるかもしれませんが、この先の話をよく聞いてください。
例えば月間3万円をお酒に使っている人がいるとします。その3万円をその月の食費や娯楽、自己投資に回すという意味ではありません。
その10倍である30万円、あるいは20倍である60万円の買い物をするのです。
落ち着いてください。まだ話の続きです。
月3万円をお酒に費やすということは、年間で36万円になります。なので、例えば36万円のブランドバッグを購入します。ブランド品に興味が無いのであれば、ハイスペックなPCでも、最新のミラーレス一眼カメラでも、高級腕時計でも構いません。自分が喉から手が出るほど欲しいもの、欲しかったけど買えなかったもの、持っていて所有欲が満たされるものを選んでください。
そして、それを一括で買うのではなく、分割払いで購入します。
こうすることで何が起こるかというと、月々お酒に浪費していた金額を丸ごと別のものに置き換えることができるわけです。
よく考えてください。あなたは今まで一体いくらお酒にお金を使ってきたのですか?これからもお酒を飲み続けるということは、それが続くということです。
ならば、先取りして価値ある消費に使ってしまったほうが100倍良いはずです。高額なものを買ったとしても、お酒に使っていたものが置き換わるだけですから家計への影響はありません。
買ってしまいさえすれば、毎月決まった金額の支払いが(1年間など)継続的に続きます。そして手元にあるブランドバッグを見て「お酒をやめた代わりにこれがあるんだ」と実感し続けることができます。
その実感は強い抑止力となり、あなたの禁酒を確実なものとしてくれるはずです。
先ほど言ったように、これは個人的に最強の方法です。
まだ納得できていない人、さらに詳しく手順を知りたい人はこちらの記事を読んでください。
僕が実際、お酒の代わりに何を購入したのかも紹介しています。
6、甘いものに逃げる

これはどうしても我慢できない時の手段です。
アルコールを摂取すると、脳内でドーパミンという物質が分泌されることで「快楽」を感じます。
禁酒をするとこの快楽が無くなってしまうので、人によっては強い喪失感や不安、イライラが発生します。そしてこれが「飲みたい」という強い衝動に繋がるわけです。
しかしここで負けてしまったら、何もかもが無駄になってしまいます。
そこで、お酒を飲んでしまうぐらいなら、甘いものを食べてください。
最初に言っておきますが、アルコールと同じように「砂糖」も体にとって害です。摂りすぎれば様々な病気を引き起こす原因となります。
しかし、物事は順番に一つずつ解決していかなければなりません。
砂糖を摂取した時にも、脳内ではドーパミンが分泌されます。アイスやケーキを食べた時に幸せな気持ちになるのは、メカニズム的には飲酒や喫煙と同じなのです。
砂糖摂取の問題についてはここでは言いません。
何が言いたいのかと言うと、今はお酒をやめることが最優先事項だと言うことです。同じような幸福感を得ることができるため、飲みたくて仕方なくなってしまった時は、甘いスイーツを代わりに食べることでその衝動を抑えることができます。
僕も、禁酒を始めて間もない時はその衝動に駆られて、シュークリームやプリンを食べていました。
ですが、お酒に対する依存が薄れていくにつれて、甘いものを食べなくても我慢ができるようになります。
とはいえ、暴飲暴食にならないように注意してください。砂糖依存になってしまったら元も子もありませんから、基本的には自分の精神力でセーブするということを忘れないでください。
7、ブログを書く

僕はこのように禁煙・禁酒のブログを書いています。
これは過去の僕と同じようにニコチン依存症、アルコール依存症から抜け出したいと思っている人のための情報としての役割が一つ。
もう一つは、僕自身が再び飲酒や喫煙をしないための仕組みでもあります。
飲酒によって脳はどんな影響を受けるのか、飲んだ時にどのような作用が体で起きているのか、飲酒をする人としない人では統計的に何が人生において変わってくるのか。
そのようなことを学び、学んだ内容を発信し続けています。
それは「絶対に飲んじゃダメだ!」ということを自分に言い聞かせるだけでなく、「言った以上、自分が飲むわけにいかない」という責任にも繋がっています。
もし可能であれば、あなたもブログを立ち上げて日々の努力や、やめようと決意した思い、やめたことで人生がどのように変わったかなどを世の中に発信しましょう。
サイトを立ち上げることにハードルを感じる場合には、無料のブログサイトを活用しましょう。
ブログに抵抗があれば、SNSを使って発信するのも良いでしょう。
SNSでは飲酒を正当化する人の意見が飛んでくることがあるかもしれませんが、それはそれで良いかもしれません。あなたが飲酒反対派としてのポジションを取れれば、それは「お酒を決して飲まない」という自覚に繋がりますから。
ちなみに僕は6年ほど前にタバコをやめた時、30万円ぐらいのPCを買ったのですが、その際サイトを立ち上げて禁煙ブログを始めました。数年前に管理が面倒になり閉鎖してしまいましたが、それでもいいのです。タバコをやめることが目的でしたから。
とはいえ、当時でもなかなかのスペックを持ったパソコンなので、今でも現役で活躍中です。
8、動画を見る

先ほど、僕は飲酒の危険について学び続けていると言いました。
僕の情報収集は大半が書籍なのですが、飲酒に関する情報は動画で十分正確なものが理解できると感じます。
本を要約するチャンネル系では、基本的に書籍と同じ内容を学ぶことができるので、押さえておきたいポイントを知ることができます。
例えば、「中田敦彦のYouTube大学」「フェルミ漫画大学」「本要約チャンネル」などです。
こちらのチャンネルでは、飲酒に関しての書籍の内容を紹介してくれているので、一度ご覧になることをおすすめします。
このような動画を見ることで、飲酒の危険性をさらに深く知ることができ、禁酒のモチベーションを保つことにも繋がります。
他にも、YouTubeで「アルコール依存症」などと調べると、楽しみながら学べるコンテンツがたくさん見つかります。そう言ったものを定期的に見続けることで、あなたの禁酒はより確実なものとなることは間違いありません。
まとめ

今回は「禁酒完全ガイド」と称して、最強の禁酒メソッドを段階ごとに8つご紹介させていただきました。
もう一度振り返ってみましょう。
1、飲酒の恐怖について知る
2、家にある酒類をシンクに流す
3、他人に禁酒の決意を告げる
4、連想するものを遠ざける
5、他のものを買う
6、甘いものに逃げる
7、ブログを書く
8、動画を見る
中でも個人的におすすめの方法は5番目にご紹介した「他のものを買う」ですね。必ず禁酒を成功させたいという人は、それについて詳しく書いているこちらの記事を必ず読んでください。
さて、ここまで読んでくださったあなたはきっと本気で「禁酒したい」と考えている人だと思います。
正直に言いますが、禁酒は簡単ではありません。
現在の飲酒量、飲み続けてきた年月によって個人差はありますが、多かれ少なかれ禁断症状との戦いだと思います。はっきり言って根性がいります。そして同時に、根性だけではどうしようもありません。
だからこそ、今回ご紹介したような「仕組み」を組み立てることが必要なのです。禁酒は『根性×仕組み』によって確実に成功します。
僕は禁酒してまだたったの半年しか経っていませんが、禁煙に関しては6年間継続しています。お酒にしてもタバコにしても、今後の人生において口にすることは無いと断言できます。それは仕組みを作ったからです。
その仕組みの一つが学び続けることです。僕はアルコールやニコチンがどれだけ危険なものかを理解しました。これによって、もはや誘惑に負けてどうこうという段階から卒業したのです。
最後になります。
皆さん、想像してみてください。
「これは毒キノコです。体には色々と毒ですが、食べるとフラフラして幸福な気持ちになりますよ。イライラや不安から解放されます。依存性もありますが、まあコンビニやスーパーでも買えますし、ほとんどの飲食店で提供しているので問題ありません。」と言われたら、そのキノコを食べますか?
僕なら、例え拳銃を向けられても食べません。
では、この毒キノコとお酒、一体何が違うのでしょうか。全く同じ作用ですよね。
得体の知れない毒キノコは恐れても、コマーシャルで流れているビールなら安心だと思って飲んでしまいます。ですが多くの人々は、そもそもお酒の得体を知らないのです。
僕は幸運でした。お酒の恐ろしさを知り、自分の人生を豊かに変える選択をすることができたからです。
さあ、次はあなたの番です。
今から何をしますか。
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