自分で決めていいんだよ
【自分で決めていいんだよ】
本当の意味で自立を促す教育は、自分で決めさせることです。
しかしこれが本当に難しい。
何が難しいのかと言うと、子供に能力が足りないからではありません。
教育する側の「信じる勇気」が足りないからです。
例えば子どもから、「友達と遊んできてもいい?」と聞かれたとします。
この時、「もちろんいいよ」と言うかもしれませんし、「宿題をしてからにしなさい」と言うかもしれません。
いずれにしろ、決定しているのは親です。
そうではなく、「それは自分で決めていいんだよ」と教えていくことが自立を促す教育だということです。
子どもにそれだけの判断力は無いと感じる人もいるでしょう。
確かに彼らは未熟です。
大人なら未然に防げる失敗を犯すこともあります。
しかし、だからこそ、子どもは自ら判断し、自らの責任において失敗する経験が必要なのです。
この判断と責任こそが、自立のベースではありませんか。
そのために必要なことこそ、教育する側の子どもを信じる勇気なのです。