子供を操作しようとする褒め方

【子供を操作しようとする褒め方】
「上手だね」「得意だね」「いい子だね」
こういう言葉は僕も我が子や生徒に使っています。
これらの言葉が悪いことは、決してありません。
ですが、もしもこれ以上に子供が喜ぶ表現があるとしたら、是非とも活用したいですよね。
例えば、「算数が得意なんだね」と言うのではなく、「あなたがその計算に集中している姿勢がとてもいいね」と言います。
「絵が上手だね」と言うのではなく、「丁寧に描いているところに感心したよ」や「この、優しい目に見えるところが好きだな」などと言います。
褒めて伸ばす、という教育においての落とし穴は、子供に「自分を操作しようとしている」と感じられることです。
ぐちゃぐちゃのノートを見て、「綺麗にまとまっていて偉いわ!」と言うのは大変なリスクです。
もしもそれが親の本音ではないとしたら、子供の自己肯定感と親への信頼の両方が下がる危険があるからです。
ならば、綺麗な1文字を見つけて、「この文字が綺麗に書けているところが気に入ったよ」と伝える方が良いでしょう。
子供を褒める時は、事実を多彩な言い回しで表現するのがポイントです。