滑り台を反対から登ったら何でダメなの?
【滑り台を反対から登ったら何でダメなの?】
教育ジャーナリストの「おおたとしまささん」という方がいらっしゃいます。
僕はこの方の考え方が大好きで、書籍もたくさん読ませていただいてます。
例えば、彼の主張の中にはこんなものがあります。
「滑り台を反対から登ったら何でダメなの?」です。
面白い視点ですよね。
一般的に考えたら、「使い方が正しくないから」「他の友達の迷惑になるから」などの理由が思い浮かびます。
しかしおおたさんは、「そんなの大人が勝手に決めたルールでしょ」と言います。
「反対から登って遊べばいい。上ですれ違えばいいし、友達同士でぶつかったところでじゃんけんをしたり、新たな遊びが生まれるかもしれない」
「何が危険で、どんな秩序が必要なのかは、放っておけば子供たちで見つけ出す」と言うのです。
言われてみれば、確かにその通りです。
ただし、このようなことを頭では分かっていても、公共の場で実践するのは難しいでしょう。
それでも僕たち大人は、本当にそのルールや制限が子供を守るためのものなのかを、本質的に考えていかなければなりません。