承認=褒めるではない
【承認=褒めるではない】
僕は子育てや体育指導において叱るということをしません。
叱らなくても思いは伝わりますから、あえて叱責という「罰」を与える必要はないからです。
また、特に子育てにおいては「褒める」ことも多用しないように心がけています。
例えば、子供がご飯を残さず食べた時に「偉いね」と言ったり、ブリッジができた時に「凄いね」と言うことです。
これは意外に思うかもしれませんが、僕は個人的にあまりやりません。
褒めるのではなく、「認める」言葉がけをします。
先の例で言えば、ご飯を残さず食べた時には「綺麗に食べてくれてありがとう」と言います。
ブリッジができたら「ブリッジができたね!」や「頭が上がったね!」「驚いたよ!」などと言います。
微妙な違いに感じるかもしれませんが、つまりこういうことです。
僕が子育てにおいて心がけているのは、「叱られるからやらない」「褒められるからやる」という状態を作らない教育です。
大切なのは、大人の都合で子供を操作するために叱ったり褒めたりするのではなく、子供自身の行動や努力を認める関わりではないでしょうか。