できている部分を見つける力

【できている部分を見つける力】
親として子供と関わっていると、時折「こんなこともできなくてどうする?」と思ってしまう事があるかもしれません。
例えば、朝自分で起きる事ができない、いつも忘れ物をしてしまう、あいさつができないなどです。
そんな時、「どうしてこんな当たり前のことができないんだ?」と注意したくなるでしょう。
もちろん、子供の将来を心配した善意の言葉です。
しかし、これを言われた子供は残念ながら成長しません。
自分が上手くできないことを、「なぜできないのか?」と問われたとき、脳は著しく機能を制限してしまうからです。
では僕たち親は、子供を成長させるためにどのような声かけをすれば良いでしょうか。
それは、できている物事を伝えるしかありません。
例えば忘れ物をした時、忘れなかった物もあるでしょう。
ならば、「筆箱は忘れずに持って来れたね。次は水筒も持って帰ってきてね。」と伝えるのが効果的です。
できていることを言われた子供の脳は活性化しますから、あと一歩の努力ができるようになるからです。
親がどこに注目するかが鍵となります。