知るよりも感じる
【知るよりも感じる】
今日読んだ本の中で、心に響いた部分をご紹介します。
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子どもにとって、そしてわが子を導こうとする親にとって、”知る”ことは”感じる”ことに比べて半分も重要ではありません。
事実がやがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、感情や感覚に刻まれた印象は、種子を育てる肥沃な土壌です。
幼少期は、この土壌を豊かにしていくときです。
美しさの感覚、新しくて未知なものに出会ったときの興奮、共感や哀れみ、称賛や愛情、
こうした様々な感情がひとたび覚まされたあとになってようやく、私たちは心動かされたその対象を、もっと知りたいと思うようになるのです。
このようにして得られた知識はいつまでも、かけがえのない意味を持ち続けることになるでしょう。
消化の準備すらできていない事実を、次々と与えようとしなくてもいいのです。
まずは子どもがみずから「知りたい」と思うように、導いてあげることが大切です。
センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)より
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知識を与える前に、感動を与えることが大切であることを教えてくれる文章でした。