人は長所で尊敬され、短所で愛される

【人は長所で尊敬され、短所で愛される】
子供のころ、僕たちが優先していたのは「楽しさ」です。
しかし、成長するにつれて、どんどん「正しさ」を優先するようになります。
それはきっと、他人から「認めてほしい」「褒めてほしい」からだと思います。
成長とは、長所を伸ばし、短所を改善することだと多くの人が考えるかもしれません。
あるいは、人間関係や社会生活において、長所をアピールし、短所を隠すことが、立派である証なのだと。
本当にそうでしょうか。
僕の場合、能力が高いかどうかは関係なく、欠点の無い人と付き合うのは少し緊張してしまいます。
そういう人より、忘れっぽかったり、優柔不断だったり、口下手だったり、欠点がある人の方が関わっていて安心します。
その理由は、僕にも長所と短所があるからです。
短所の無い人なんていません。
ならば、それを隠す必要は無いと思います。
自分の長所を尊敬し、短所を愛してくれる人と関わって生きていけばいいんです。
それこそ、僕たち全員が子供の頃に持っていた、人生の「楽しさ」ではないでしょうか。