決めつけない

【決めつけない】
僕は子育てや学校教育において、哲学的な教えはとても重要だと考えています。
子どもだけでなく、先生や親も哲学的思考を持つことには大きなメリットがあります。
そもそも哲学とは何でしょうか。
簡単に言えば、「物事の本質を問い続ける」ということです。
哲学的な思考をした時、物事に絶対的な正解はありません。
絶対的な正解がないからこそ、他人の意見を尊重し、自分の意見に疑問を持ち続けることができます。
例えば、「順番抜かしは悪なのか?」というテーマがあったとします。
この時、「順番抜かしは悪である」と決めつけるのではなく、その根拠を探究したり、「必ずしも悪ではない」という回答を導き出していきます。
問いを深めていくことで、順番を譲る行為に価値を見出したり、順番を抜かす人の心理を尊重する考えが持てたりします。
結論に価値はありませんし、結論など出ないかもしれません。
話し合ったり、自問自答することに価値があるのです。
哲学とは、本当にスッキリしない学問です。
でも、それがいいんです。
今日はモヤモヤした感じで終わりたいと思います。