探求と探究

【探求と探究】
僕はよく探究心(探求心)の話をします。
子どもの学力という視点からは、探究心こそが学びの土台となりますし、
大人が趣味に熱中するのも、その根本には探究心があるからです。
さて、「たんきゅう」には探求と探究があります。
どちらも同じような言葉ですが、多少意味合いが異なります。
探求は「探し求める」こと、探究は「探し究める」ことです。
つまり、知りたいと求めている度合いが違います。
探求は広く様々なことを知りたい、探究は深く物事の真理まで知りたいというニュアンスです。
この違いを知った時、僕はこう思いました。
子どもは間違いなく「探究者」だと。
彼らの行動を見ていれば分かります。
物事を隅々まで知り尽くしたいという思いが伝わってきます。
ティッシュを1枚引っ張るだけじゃ飽き足りないんです。
何度も引っ張り続けたらどうなるのか、引っ張った時の音はどんな音だっただろうか、無限に出てくるのか、一体中身はどうなっているんだ、、、。
人は興味を持ったことを探究している時、幸せになれるのだと思います。