感情の粒度を上げる

【感情の粒度を上げる】
この言葉は心理学用語で、あいまいな感情をくわしい言葉で表現できるスキルのことです。
感情の粒度が低いと、何か嫌なことがあった時に「ムカつく」「キモい」などの大雑把な言葉で片付けてしまいます。
逆に感情の粒度が高ければ、「癇に障る」「憤る」「むしゃくしゃする」といった複数の表現の中から、自分が一番しっくりくるものを選ぶことができます。
些細なスキルのように感じるかもしれませんが、感情の粒度が高く感情の表現が上手な人は、総じてセルフコントロールも上手にできるのです。
例えば上司から、「明日までに書類を3枚仕上げてくれ」と言われれば困りませんが、「うまくやっておいてくれ」と言われたら混乱してしまいます。
感情をくわしく表現できないということは、これと同じ状況を自分に対して作り出しているのです。
すると脳は混乱し、いつまでもストレス反応を引きずることになってしまいます。
自分の感情と向き合い、それをうまく表現できる語彙力を磨いていきたいですね。