1度しか言わない

【1度しか言わない】
子どもに責任を持たせるために意識できる工夫があります。
それは何度も言わないことです。
「ご飯を食べなさい」
「お風呂に入りなさい」
「そろそろテレビをやめなさい」
こういう言葉は何度も何度も言ってしまいがちです。
しかし、何度言っても子どもは聞きませんよね。
結局、「いい加減にしなさい!」と強く叱るまで動かないという事態になります。
こうなる原因は、子どもが「叱られるまでは大丈夫」だと学習してしまっているからです。
ですから、このように子どもに伝えてみます。
「1度しか言わないからね」
そして本当に1度しか言わないのです。
子どもの成長段階にもよると思いますが、自分の行動に責任を持たせるよい練習になります。
ポイントはいくつかあります。
まず「これは自分で責任もってやりなさい」という物事を一つだけ選ぶことです。
その子が努力すればできる難易度であることも大切です。
そして出来なかったときに叱ったり、「自分のせいでしょ」と突き放す必要はありません。
時間はかかるかもしれませんが、取り組む価値のある教育法だと感じます。


