限度を知ること

【限度を知ること】
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「嘘をついてもいい。ケンカをしてもいい。でも、やりすぎはダメだよ」
「どこからがやりすぎなの?」
「いい質問。それがわかるようになるのが、大人になることだよ」
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これは僕の尊敬する男性と、当時4歳の息子さんとの会話です。
「やりすぎ」の感覚、これを理解するのは子供にとって至難の業です。
しかし、それを知らなければ社会で生きていけないでしょう。
この線引きは、子供が自ら経験し、体感で覚えていかなければなりません。
その方が言うには、現代はすべての問題を未然に防ぐ超監視社会です。
子ども自身が体感的に限度を知る機会が減っていると言います。
だから言われたことしかできないし、限界まで試してみることをしない。
人前ではルールを守り、匿名では人を傷つける。
そうなってしまう可能性があるのだと。
ですから、僕たち大人は何でもかんでも教えようとしてはいけません。
きっと、子供自身に「学ばせる」という心がけが大切なのです。