子どもは他人

【子どもは他人】
これは僕が大切にしている考え方です。
血が繋がっていても、子供は他人です。
どんなに自分と似ていても、自分とは違う人間なのです。
ですから、親の思い通りになることはありませんし、コントロールしようとすれば衝突します。
「子供の責任は親にある」
本当にそうでしょうか。
僕は、子供の責任は子供自身にあると思っています。
転んで痛い思いをするのも、出来なくて悔しい思いをするのも、喧嘩して悲しい思いをするのも、すべては自分のせいです。
また、親切なことして人から気に入られたり、努力が報われて嬉しい気持ちになったり、何かを成し遂げて達成感を得るのも子供自身の功績です。
親のおかげではありません。
もちろん、だからと言って冷たく接したり、手助けをしないという話ではありません。
子供に限らず、人は1人では生きていけませんから、学ぶきっかけを与えたり、愛情を持って接するのは大事なことです。
つまり、親がしていいのはサポートであり、決して舵を握ることではないということです。
子供に舵を握らせるのは勇気が要ります。
しかしそれこそが親の課題なのです。


