子どもに挫折を経験させていいのか

【子どもに挫折を経験させていいのか】
子どもに挫折を経験させてしまうと、とんでもないことになると考えている人がいます。
そんなことはありません。
挫折はできるだけ経験させましょう。
挫折から立ち直る時に人は成長できるからです。
豊かな人生を生きる上で重要な、困難に立ち向かう力(レジリエンス)を育む良い機会となります。
こう考えているのかもしれません。
「うちの子は挫折したら、きっと二度と立ち直らない」と。
もしそうなのだとしたら、もう少し子どもを信じてあげましょう。
子どもは親が思っている以上に、気持ちを切り替える柔軟な思考を持っています。
競争で最下位になった、ライバルに負けた、目標に届かなかった、努力が実らなかった。
言いたいことが伝わらなかった、友人に裏切られたと感じた、大勢の前で恥をかいた。
このような経験から自分の現状を知り、成長の糧にする力を持っています。
仮に挫折を一切経験せず成長したら、少しの困難で物事を投げ出してしまうような、打たれ弱い大人になってしまうかもしれません。
挫折を経験させるという厳しさは、親の愛情なのです。