逆上がりに握力は必要なのか?

【逆上がりに握力は必要なのか?】
先日から生徒たちに協力してもらい、各自の握力を計測しています。
逆上がりの出来栄えと、握力の関連性を調べるためです。
とはいえ、厳密に実施するためには全員の体重や身長などのデータも必要になりますし、どういった姿勢で計測するかも重要になってきます。
今回はその辺りは未計測かつアバウトにしまして、以下の疑問に対する大まかな答えを知るために実施しました。
「逆上がりができる子はある程度握力があるのか?」
「逆上がりができない子は握力が足りないのか?」
結論として、握力の強さと逆上がりの出来栄えには大きな関連性が見られませんでした。
つまり、逆上がりが出来ない子は「握力が無いから逆上がりができない」わけではなく、
反対に逆上がりが出来る子は「握力が十分にあるからできる」わけではないと言うことです。
体操界隈では有名な話なのですが、体操選手の多くは(体重に対する)握力が弱い傾向にあります。
逆上がりに限らず、体操の技はパワーではありません。
力の使い方、体の動かし方を極めていくスポーツなのだということを、改めて再確認することができました。