子どもは怒ってもいい

【子どもは怒ってもいい】

子どもが怒っている時に、「怒らないで」と注意することがあるかもしれません。

怒ることによって物を壊したり、誰かを傷つけてしまう場合には止めた方が良い場合もありますが、「怒ること」自体に問題はありません。

むしろ子どもは、『怒り』という感情を表に出す必要があります。

怒りに限らず、悲しみや喜び、欲望や緊張といった様々な感情を表現することで他者と繋がっています。

「本心ではとても腹立たしいけど、ここは怒りをぐっとこらえて、このおもちゃを取られたことを許そう」

などと考えられる子どもはほとんどいません。

「なんで取るんだよ!返せ!!」で良いんです。

そうでなければ、取った方の学びにもなりません。

一方、大人が怒るのは話が違います。

大人は他人の気持ちを汲み取ったり、状況を正確に判断したり、自分の感情をコントロールしたり、思いを言葉で表現する能力があるからです。

ですから基本的に大人が怒る必要はありません。

子どもは怒っちゃダメ、大人はいつも怒っているというのは実におかしな話なのです。

子どもの感情表現は、広い心で見守ってあげたいですね。

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