大人との触れ合いが子どもの学力を上げる

【大人との触れ合いが子どもの学力を上げる】
文部科学省が毎年行っている「全国学力テスト」というものがあります。
これは小学校6年生と中学校3年生を対象に、主に国語と算数(数学)が実施されます。
このテストで、毎年上位に位置する県があります。
秋田県、石川県、富山県、福井県、青森県です。
これらの県はいずれも日本海に面していますが、さらに興味深い特徴があります。
それは、三世帯同居の家庭が多いということです。
こういった家庭の子どもは、日常的に祖父母と関わり、親と祖父母の会話を目にする機会が多くなります。
祖父母の知恵や大人同士の会話に触れる経験が、学力の向上に繋がっているという見解があるのです。
さて、東京都においては核家族の割合は9割を超えています。
それは時代に即した変化であり、核家族が悪いという話ではありません。
その上で学力向上という視点に立つと、子どもが大人に触れる機会というのは重要だと言うことです。
祖父母に限らず、地域の高齢者の方々と触れ合うことも、子どもにとってはとても貴重な経験なのだと思います。