はかいもだいじ

【はかいもだいじ】

子どもの成長にはさまざまな経験が不可欠です。

中には大人が止めたくなるような、ネガティブなものもあります。

例えば、痛みや挫折を伴う経験です。

ついつい助けたり、代わりにやってあげたい気持ちになりますが、それは子どもが大人になっていく過程で必要なものです。

さて、子どもは物を壊します。

「物を壊すのは悪いこと」

「だからやめさせる(叱る)」

そう言ってしまえばそれまでかもしれませんが、子どもの成長という視点から見れば、物を破壊する行為もまた大事な経験と言えます。

そもそも、子どもは悪意をもって物を壊しているとは限りません。

大半の場合、破壊の理由は興味・関心であり、好奇心と探究心の表れなのです。

そして子どもは物を壊すことを通して、それが修復可能なのか(分解)、それとも修復困難なのか(破損)を学んでいきます。

このような経験は、物理的なモノの破壊だけでなく、人間関係における喧嘩と絶交にも照らし合わせて考える力にも繋がります。

かと言って、何でもかんでも壊されたら困りますから、温かい目で見守りつつ、限度を持って関わっていきたいですね。

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