結論だけ教える指導に未来はない

【結論だけ教える指導に未来はない】
僕たち親は、子供にどうなって欲しいでしょうか。
①文句を言わず、言われたことだけをやる
②自分の信念を持ち、自ら考えて行動する
きっと多くの人が②を望むはずです。
しかし僕も含め、多くの親が①の姿勢を求める態度をとってしまいます。
ではどうすれば、我が子を②のような方向に導けるでしょうか。
それは、結論だけを教えないことです。
例えば、「1+1=2」です。
それ以上でも以下でもありませんが、子供に「なんで?」と言われたらどうしますか?
「そういうものだから」というのは①の子供を育てるための指導です。
②の子供を育てるためには、「1+1」を丁寧に深掘りしていくしかありません。
小道具などを使い、「数とは何か」「ものが増えるとはどういう状況か」を理解する十分な時間が必要です。
1+1が2であることを記憶するのは学びではありません。
1と1が合わさって2になることを感覚で掴み、時にはそれが2にならないことに気づいた時、初めて真の学びを得るのです。
「なんで?」と聞かれた時こそ、親も子も成長のチャンスなのだと思います。