専門家はマニアではない

【専門家はマニアではない】
誰しも専門分野を持っています。
何に命の時間を割いてきたか、それがその人の専門分野です。
僕の場合、専門分野は「体操」です。
しかし、体操の知識がいくらあっても、それだけでは足りないのです。
なぜなら僕は、自分が持っている知識を人に伝えていかなければならないからです。
体操に関する膨大な知識を持っている状態は、言わば「体操マニア」です。
好きなら「マニア」にはなれます。
けれども、それだと自己満足で終わってしまいます。
体操に詳しいだけでは、他人を満足させることはできないのです。
知識を広げていかなければなりません。
筋力に関する知識、骨格に関する知識、力学に関する知識、栄養に関する知識、健康に関する知識。
発育発達、子供の特徴、心理学、話し方、表現力、人間関係。
他にもたくさんの分野が連携して初めて、物事を人に伝える準備が整うのだと思います。
関係無さそうな分野が、専門分野の助けになることもあります。
専門家はマニアではありません。
どれだけ知識を広げていけるか、それが求められています。