大切なのは回復力

【大切なのは回復力】
子育てにおける親の役割とは何でしょうか。
最終的には、子供を自立させてあげることでしょう。
ではもう少し直近の、具体的な行動について考えてみたいと思います。
一般的に親は子供を守る存在です。
それは間違っていませんが、大切なのは子供をあらゆる障害から守ることではありません。
障害から立ち直る『回復力』を鍛えてあげることです。
例えば、以下の助けは重要ではありません。
・転ばないようにしてあげること
・喧嘩を止めること
・心が傷つかないようにしてあげること
このような失敗経験は、親がどれだけ避けて通らせようとも、人生のどこかで経験します。
子どもの失敗を防ぐというのは、その失敗経験を先延ばしにしているに過ぎません。
鍛えるべきは失敗を避ける力ではなく、失敗から立ち直る力なのです。
つまり、親が子供に手を差し伸べるタイミングは、失敗する前でも、失敗しそうな時でもありません。
失敗したあとです。
重要なのは、「失敗してもいいんだ」「やり直せばいいんだ」という安心感です。
それさえあれば、子供は無敵の回復力を身につけることでしょう。