好きか上手か

【好きか上手か】
「好きこそ物の上手なれ」という言葉は、何かを好きになれば自然と上達も早くなるという意味です。
言い換えれば、「上手になるためには好きになるのが良い」ということです。
つまり、”上手になること”が前提としてあるのです。
人は誰しも「成長したい」という欲求を持っています。
それは裏を返せば、「何かに取り組んだのなら、成長しなければならない」という、なんとなくの初期設定です。
なんだか息苦しいではありませんか。
何が言いたいのかというと、「好きならそれでいい」ということです。
上手になるかどうか、というのは結果の話です。
その物事に取り組んでいる時に重要なのは、「上達しているかどうか」よりも「楽しいかどうか」です。
「あまり好きじゃないけどすごく得意な物事」と、「あまり得意じゃないけどすごく好きな物事」があったとします。
上達が目的なら、悩むまでもなく前者を選ぶでしょうが、「それって楽しい?」って思います。
僕は時間を忘れてしまうほど楽しい物事にいつまでも熱中していたいです。
上手にできるかどうかは、一番重要なことではないのだと思います。