もしも言葉に限りがあったら

【もしも言葉に限りがあったら】
もしも、今日伝えられる言葉や文章の量に制限があったとしたら。
もしもこの世で、自分が言葉を発せられる機会がもうわずかしか残されていないとしたら。
僕たちはどんな言葉を使うでしょうか。
誰に言葉を送るでしょうか。
きっと、そんな貴重なものを「他人への批判」に使う人はいないでしょう。
大切な人への、美しい言葉に使うのではないでしょうか。
しかし現実は違います。
言葉は、「使いたい放題」なのです。
だから無駄遣いをしてしまいます。
誰かを傷つけ、陥れるために利用したり、
伝わりようのない言葉を用いたりします。
実はこの世界には、文字を購入して送り合うという、有限な言葉のコミュニティもあります。
その中では、文字はお金と同じ、いやそれ以上の価値を持っています。
誹謗中傷なんて、ほとんど無いみたいです。
確かに言葉は使いたい放題かもしれませんが、決して無限ではありません。
僕たちはいつか必ず、言葉を使えなくなる日が来ます。
あなたは今日、どんな言葉を、誰に使いますか。