自信のない赤ちゃんは存在しない

【自信のない赤ちゃんは存在しない】
「自分に自信が持てない子」
こう言う子を想像するのは容易かもしれません。
僕も日々多くの子供と関わっていて、感じることがあります。
「まさに自分の子がそうです」と思う方もいるでしょう。
しかし、根本を考えてみて欲しいのです。
子供は本当に自信が無いのでしょうか。
確実に言えるのは、我々が生まれた時から備わっている脳の機能に「自信」という概念がないことです。
赤ちゃんの行動原理は、「これをやってみたい」「なんだこれは?」という純粋な欲求によるものです。
「ちょっと自分には無理だな」と、やる前から諦めるという行動の選択肢がありません。
このことから、子供の自信は、後天的な環境によって形成されると言えます。
まず、僕たち親は、このことを理解しなければなりません。
例えば、内気で消極的な子に対して、「この子は自分に自信がない」などという評価をしてはいけないということです。
子供は子供なりに、物事を分析し、自らの能力と照らし合わせ、判断して行動しているのです。
大人がそう決めつけるから、子供が自信を失っていくだけなのかもしれません。