物事を継続する上で大切なこと

【物事を継続する上で大切なこと】
こんな言葉を聞いたことがあります。
「目的がないと続かない」
例えば、「英語を話せるようになりたい」と思った時、「なぜ話せるようになりたいのか」が重要だということです。
英語を話せるようになるというのは「手段」であって、「目的」ではありません。
「海外旅行で困らないようにするため」と、「外資系企業に就職するため」では、レベルが全く違います。
つまり、目的が無いと「どの程度話せるようになりたいのか」という手段が定まりません。
ですから、目的は重要なのです。
「確かにな」と納得しました。
しかし最近、「本当にそうだろうか?」と感じたこともあります。
確かに、目的を見失わず、そこに向かってひたむきでいることは美しいです。
しかし、手段としての過程を楽しめることの方が、「継続」という観点から見たら重要ではありませんか。
英語学習で言うのなら、「英語を学ぶこと自体が楽しいという気持ち」「英語が理解できていく喜び」が大切なのです。
過程を楽しんだり、目の前の物事(手段)に熱中していると、気がついたら目的を達成しているものです。
それに、目的を達成したらどうなるでしょうか。
きっと次の目的に向かって進み始めますよね。
それに、物事を進めていく中で「こっちの方が自分には合っているな」と感じることがあるかもしれません。
そう、目的は変わります。
目的もゴールではなく、結局は通過点なのです。
また、目的がはっきりしていても、なかなか辿り着けなければモチベーションは続きません。
進む道のりにこそ、目的を達成するためのエネルギーが詰まっています。
目的があることは大切です。
それが無いと手段が定まらないということも事実です。
しかし、物事を継続する上で大切なのは「それをしていて楽しいか」なのではないでしょうか。