守ると見守るの境目

【守ると見守るの境目】
僕はどちらかと言うと、子供の行動に口や手をを出さない方です。
僕は妻や知人からも、よくこんなことを言われます。
「よく見て(手を出さずに)いられますね」
「大川先生、あれ止めなくて大丈夫ですか?」
「この人、ほんと何もしない(手を出さない)から。by妻」
習い事の現場では、レッスンの合間に遊ぶの禁止、走るの禁止、登るの禁止、そういうところはよくあります。
確かに、遊んでたらトラブルが起きるかもしれませんし、走ったり登ったりしていたら怪我をするかもしれません。
だから禁止、きっと正しいことなのでしょう。
大人が子供を守らなければならない瞬間があることも確かです。
しかし、制限をかけ続ければ、その分自由は無くなります。
危険を排除し続ければ、それだけ経験は減ります。
その境目をどこに定めるのか。
全ての大人が悩む課題です。
はっきりしていることは、教育の最終目標は「自立」だということです。
大人がいなくても身を守れることであり、やらされなくてもやることです。
そのためには、覚悟を決めて見守る勇気も、時には必要なのかもしれません。