心の発達には段階がある

【心の発達には段階がある】

子供を教育する上で参考になる、「エリクソンの発達段階説」というものがあります。

人間の一生を8つの段階に分け、それぞれの段階における「心理的課題」を乗り越えることで、健全な人格が形成されていくという考え方です。

段階をすっ飛ばして他のことに力を入れようとすると、何らかのエラーが起こります。

例えば、0〜1歳で乗り越えるべき課題は「人を信じること」です。

この段階で、2つ目の課題である「自分を律すること」を要求したら、たちまち心は不安定になります。

さらに、1〜3歳の課題である「自分を律すること」を抜かして、「自主性を持って行動すること」を要求するのも同様です。

この説が僕たちに示してくれることは、子供の能力を先へ先へ進めようと、学びを与えすぎなくていいということです。

近年の教育は焦りすぎです。

「できる子」に育てようと、早期から詰め込みすぎてしまっているように感じます。

特に精神的な成長はゆっくり子供のペースでいいのです。

周りと比べる必要はありません。

世界がどれだけ進化しても、子供の発達段階は変わらないのです。

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