衝動で生きる

【衝動で生きる】

「衝動的」という言葉は、どちらかというとマイナスイメージです。

後先を考えず行動してしまうという意味では、確かにリスクはあります。

しかし、衝動にはエネルギーがあります。

欲しくて欲しくてたまらない。

やってみたくて我慢できない。

そのエネルギーは、人を突き動かします。

もちろん、それによって自らを破滅させたり、社会に被害を出してしまったら良くありません。

私は、「英語を話せるようになりたい!」と思って英会話サービスを契約したり、「保育士免許取りたい!」と思って教材を取り寄せたり、「パソコン作ってみたい!」と思ってパーツを買ったこともあります。

全部、衝動的な行動です。

さらに言えば、「体操教室をやりたい!」という衝動が爆発し、長男がまだ0歳で妻が次男を妊娠している時に会社をやめて無職になり、独立起業しています。

失敗することだって、買って後悔することだってあります。

やってみたら面白くなかったということもあります。

投資したものが無駄になるリスクだって、もちろんあります。

私は今、有難いことにお客様に恵まれ、スタッフに恵まれ、家族と幸せに生活できていますから、良く言えば、行動し、結果を出した人です。

しかし悪く言えば、衝動的に行動し、家族を危険に晒した人です。

もしも破産していたら、ADHDと言われても言い返せません。

ADHD(注意欠如・多動症)といえば、まさに衝動性の度合いの話ですが、幼い頃の私は、階段の一番上から飛び降りて骨折していたような人間です。

さらに、まだ足が固定されている時にもう一回同じことをやり、次は骨ではなくて、ギプスにヒビが入りました。

連れて行かれたのが精神科ではなく、整形外科だったから良かった。

周りの大人も、私のことを病気だなんて言いませんでした。

ただ、「こいつは大物になる」と言ってくださった。

高校の恩師など、私のことを3年間「宇宙人」と呼んでいましたよ。

私は大人になった今でも衝動的に行動します。

昔と違うとすれば、未来を予測したり、計画を立てる力や、知識や技術が格段に上がったことぐらいです。

子供はそういう能力が乏しいのですから、衝動性のある子はみんな病気になってしまう。

なんで子供が未来を予測できたり、その場の空気を読めるのでしょうか。

衝動性に能力が追いついていくから、大人になった時やりたいことを叶えられるようになるのではありませんか。

私は子供の頃、数えきれないほど大人に迷惑をかけてきましたからね。

大人になった今、子供に迷惑をかけられることは覚悟しています。

私のような人間が、彼らを受け止めてあげないといけないんです。

もう、これは宿命です。

子供と大人の関係って、社会ってそういうものでしょう。

個人差はあれど、子供には大人のサポートが必要です。

「どうしようもない」と感じたら、「お前は天才だから出世しろ」と言ってあげてください。

衝動的な面が目立つ子を見ると、「ああ、エネルギーが有り余ってるんだなあ」と感じます。

正しく導いてあげれば、彼らは大物になります。

欠けている方ばかり見る必要はありません。

衝動性は武器です。

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