正しいことしか許されないという教育

【正しいことしか許されないという教育】
何度も言っていることですが、子どもは大人に迷惑をかけてなんぼです。
本気でそう思っています。
間違いを犯す経験をして、時には怒られたり、信頼を失ったり取り戻したりする中で、人間関係や社会貢献を学んでいくのです。
しかし、実際はどうでしょう。
恥ずかしい話、私も自分の息子が人様に迷惑をかけそうになったら、未然に防いでしまいまいます。
ファミレスで隣の席の人に話しかけた程度で、「すみません」と言ってしまうことだってあります。
話しかけられる方も、私が息子に何も注意しなかったら、「親なら注意しなさいよ」と感じるかもしれません。
これはきっと、我々日本人が代々受け継いできた教育です。
「人様に迷惑をかけるな」
もはや、人様に迷惑さえかけなければ何をしてもいいと言う人もいます。
問題なのは、「迷惑かもしれない」ものが全て禁止事項になってしまうことです。
冷静に考えて、他人に話しかけることって、いけないことでしたっけ?
確かに、話しかけられて「めんどうだな」と感じる人もいるかもしれませんが、大抵の人は許してくれます。
むしろ、子供に話しかけられて嬉しい気持ちになる人だっているかもしれません。
他にも、子供の遊び場で遊んでいる子の中に少し過激な子がいると、「親は一体何をしてるんだ」となります。
合理的に考えたら、本当にその子が迷惑な行動をしているのであれば、そう思った人が「それは迷惑だよ」と教えてあげればいいはずです。
しかしながら、そう簡単にはいきません。
人様のお子様に話しかけ、あろうことか教育を施すなど、リスクがあってできません。
それでも不満は感じるので、SNSで晒したり、後で知人に愚痴を言ったりするのです。
親からしたらそういうのもリスクなので、自分の子供が少しでも大きい声を出したら注意します。
子供たちだけで遊ばせるなど、怖くてできません。
だから常に子供は大人の監視の中でルールに従い、"正しく"遊ぶことしか許されない。
これこそ、子供が失敗を恐れるようになる最大の要因ではないかと私は思います。
しかし、分かっていても変えられない。
なんと根強い問題でしょうか。


